同じコインでもいつ発行されたかによって希少性・価値が大きく異なることがあり、発行年は非常に重要な要素です。
コインを見ていると、私たちがよくみる「1887」や「1923」のような数字とは別に、「IV」や「MDCC」などの文字を見かけます。
これはローマ数字と呼び、私たちが日常的に使う数字(1, 2, 3...)はアラビア数字と呼びます。
ゴシック文字なので少し見分けがつけにくく難しいかもしれませんが、上画像ゴシッククラウン銀貨(裏面)の赤枠に記載されているローマ数字【mdcccxlvii】は1847を表します。
1847 = M(1000) + DCCC(800) + XL(40) + VII(7)
上ゴシッククラウンはUNDECIMOのタイプですが、別種類のSEPTIMOというタイプもあります。
セプティモは1853年に発行されたコインなので計算としては、
1853 = M(1000)+DCCC(800)+L(50)+III(3)
となります。
ローマ数字が刻印されているコインは他にも存在します。
ウィリアム・ワイオンがデザインした有名なウナとライオンには1839を表すローマ数字【mdcccxxxix】が記載されております。
【アラビア数字とローマ数字対応表】
ローマ数字は1〜3999までしか表示することができませんので、上記対応表を覚えればokです!!
ローマ数字でデザインされている年号はおしゃれで素敵ですね✨
現代でもゲームや時計などローマ数字が使われているものがあります。
読み方を覚えて、パッと年号がわかるようになると面白いかもしれません😊
CoinBlessing 山本