投資代替手段としてのアンティークコイン

投資代替手段としてのアンティークコイン

先行きが不透明な世の中において、資産保全は非常に重要なことだと思われます。


資産を分散する時、アンティークコインは資産保全の手段としてどのような点で優れているのかについて、ご紹介させて頂きます。

アンティークコインをポートフォリオへ組み込む際の参考になれば幸いです。

 

株式市場との非相関性

希少なコインへの投資をする最大のメリットの一つは、株式市場のパフォーマンスから独立していることにあります。

 

経済状況や市場の変動に左右される株式とは異なり、希少コインはその希少性、歴史的価値、状態に基づいて価値が定まります。

 

資産分散を考えるときに、多くの代替手段は株式市場のパフォーマンス・状態に大きな影響を受けます

 

アンティークコインの「非相関性」は資産保全のポートフォリオを多様化させ、株式市場の不確実性へのリスクを軽減したいと考える人たちにとって、非常に魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。

 

出典: 英Stanley Gibbons社

 

上画像はイギリスにおけるレアコインと他の資産(金、不動産、ロンドン証券取引所上場優良上位100社)を比較したグラフとなります。

 

この図はアンティークコインの値上がりのインパクトを示すときによく使用されますが、主要な投資手段と相関していないというところはポートフォリオを組むうえで非常に重要です。

※こちらは英国レアコインの運用結果となっており、コインをランダムに選択した結果ではございません。コインの資産運用を行うためには、もちろん適切なコインを選択していく必要があります。

 

真の意味で資産を分散させるのであれば、この「非相関性」は大きな着目点と考えております。

 

貴金属地金とは異なる特性

金や銀などの貴金属は一般的に安全資産とみなされております。

 

コインにも金や銀が含有されておりますが、希少なコインはそれとは異なる価値が存在しております。

 

希少コインの価値は、貴金属としての含有量を超え、歴史的な重要性や希少性、状態といった状態が追加されます。

 

希少コインは収集価値や貨幣学的な価値に基づいた評価えきがあるため、金属の市場価格に価値を依存しておりません。

 

金や銀に対しても、アンティークコインの立ち位置は独立しております。

 

 

 高需要、低供給の実物資産

希少なコインは、美術品、歴史的に価値のある記念品などといった他の高需要な実物資産との共有点があります。

 

希少コインは供給が限られ、需要が高く、価格上昇の可能性を秘めております。

 

この希少性によりアンティークコインは高い価値を保持しております。

 

希少コインをポートフォリオに組み込むことは、実物資産の所有に加えて、その歴史的価値と希少性を兼ね備えることができるので、感情的な満足感を得ることもできます。

 

世界で一枚しか存在しないコインを持つことは、それを保有している自分へのプライド・満足感があり、その感情は全世界の投資家が欲しているものです。

 

ここに、希少コインの急激な価格上昇の可能性が秘められているのです。

 

 


 

 希少なアンティークコインは、ポートフォリオの分散、資産保全、そして一般的な市場動向との非相関性を提供してくれる優れた代替投資手段です。

 

資産を分散させることは、経済に左右されない状態を築くうえで非常に大切なことかと思われます。

 

ポートフォリオを多様化することを考えたとき、アンティークコインは一つの面白い投資機会になると考えております。

 

今回はアンティークコインの特性について書かせていただきました。

 

皆様のポートフォリオ形成に、少しでもお役に立てれば幸いでございます。

 

Coin Blessing 店主

山本

 

 

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