アンティークコインのリスクの一つについて

いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
Coin Blessing 店主の山本です。

 

先日、アンティークコインをご購入いただいたお客様とお話しする機会がありました。その際に、「アンティークコインはセキュリティリスクが高いのがデメリットですよね」とのご意見をいただき、そのことについて色々とお話しさせていただきました。

 

確かに、アンティークコインには盗難や紛失、さらには火災などの災害時におけるリスクが伴います。これは、私自身もデメリットのひとつとしてお客様にお伝えしている点です。

 

ただ、改めて考えてみると、こうしたリスクはアンティークコインに限らず、あらゆる資産に共通するのではないでしょうか。

 

たとえば、金の延べ棒も盗難のリスクがありますし、株や投資信託といったデジタル資産には、不正アクセスやシステムトラブルといったリスクも存在します。もし、そうしたトラブルに対する保証がなければ、損失は自己責任ということもあり得ます。

 

実際、先日も大手証券会社において証券口座の乗っ取り被害が報道されました。
このような事例を見ると、「絶対に安全な資産は存在しない」ということを、あらためて実感させられます。

 

もちろん、セキュリティ対策を講じることは非常に大切です。
しかし、すべてを他人任せにしてしまうことこそが、実は最も大きなリスクではないかと私は考えています。

 

少し前には、大手銀行の貸金庫からの盗難事件も報じられました。
たとえ貸金庫に預けていたとしても、「完全な安全」とは言い切れないのが現実です。

 

アンティークコインのセキュリティ対策として、自宅にセコムなどのセキュリティシステムを導入したり、コインに保険をかけたりするのもひとつの方法です。

 

中には、ご自宅をまるで“カラクリ屋敷”のように工夫されているお客様もいらっしゃり、その発想力に驚かされました。。

 

結局のところ、大切な資産を守るには、「自分の手で守る」という意識を常に持つことが何より大切だと感じています。

 

資産防衛とは、手放しにして実現できるものではないのだと、お客様との会話から学ばせていただきました。


こうしたお話をできること、本当にありがたく思っております。


今後も皆さまと信頼関係を深めながら、より良いご提案ができるよう努めてまいります。

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