いつもご愛顧いただきありがとうございます。
今日はあまりにも余白すぎる内容なのですが。
最近、あらゆるものの「新陳代謝」があまりにも早く感じられます。
京都・三条の商店街に行くたび、知らない新しいお店ができていて、以前あったはずの店はもう見当たらない。
立ち止まる暇もないほど、景色がめまぐるしく変わっていきます。
SNSを開けば、ほんの数分前の投稿が、もう「過去」のように押し流されていく。そして今、AIという巨大な波が、本当に静かに押し寄せているのを感じます。
私も実際に少し触れてみて驚きました。
これまで人間のリソースを割いていたような、細かな作業や判断の多くが、もはやAIで済んでしまう。しかも、こちらの意図を“読んで”くれるかのような柔らかさがある。
技術革新とは、いつの時代も人々の生活や価値観を塗り替えてきました。
かつて“金貨”が経済の中心だった時代があり、そこには確かな「手触り」と「価値の重み」がありました。
それがやがて紙幣へ、デジタル通貨へ、そしていまAI金融の時代へと移ろっていこうとしています。
でも、そうなればなるほどアンティークコインのような「時代を超えて残るもの」への魅力も、いっそう強まっている気がします。
数百年前の王や民が手にしていたコインが、今も確かな価値をもってここに在ることに、逆に新しさすら感じてしまうのです。
AIにできることが増えるほど、人間にしか感じられない“重み”や“記憶”を探してしまう。
そんなことを考えていた、今日の余白でした。