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Coin Blessingの山本でございます。
鑑定済みコインの鑑定番号(certification number)は、第三者機関の鑑定会社によって封入されたコインのラベルに印字される一意(ユニーク)の識別子です。
この鑑定番号の主な目的と機能は以下の通りとなります。
- データベースでの識別:鑑定番号は、各鑑定会社のデータベース内でそのコインを特定できます。これにより、コインの記録が管理され、追跡可能となるのです。
- 真贋性の確認:誰でもその番号を調べることで、コインが真正(authentic)であるかどうかを判断することができます。これは偽造品や改ざんされたコインを見分ける上で非常に重要となります。
コイン業界は鑑定会社があることで、市場の安定を図れておりますが、鑑定会社のない業界は本当に大変ですね。。
さて、今回はNGCとPCGSの鑑定番号の形式はどのようになっているのか、調べてみました!
NGC
7桁の鑑定番号を使用し、提出シートに割り振られた番号と、その鑑定における各コインのシーケンス番号を使用します。
どういうことかというと、例えば、以下のフランカシュヴァル金貨の画像では、「6644314」が提出されたシートに割り振られた番号で、「-001」はこの鑑定で1番目に鑑定されたコインであることを示しております。
NGCのウェブサイトで番号を検索することができるので、是非ご覧になってみてください!
参考1:コインの情報にアクセスしよう!
PCGS
サービス開始当初は7桁の鑑定番号を使用していたのですが、1990年代半ばに現在の8桁の鑑定番号形式に切り替えたそうです。
鑑定番号の前の部分は、PCGSのデータベースにおけるシーケンス番号を示し、その後にピリオド、そして割り当てられたグレードが表示されております。
PCGSのウェブサイトで番号を検索することができるので、是非ご覧になってみてください!
参考1:コインの情報にアクセスしよう!
この鑑定番号があれば、コインの「身元」をオンラインデータベースで確認し、その真正性や公式なグレードを検証することができるのです。
我々のアンティークコイン運用のハードルを下げてくれているということで、非常に重要なポイントです。

