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Coin Blessingの山本です。
イギリスの2025年のインフレ率予測が、OECDによって3.5%に引き上げられました。
要因の一つとしては、依然として食料品価格の上昇が大きいです。一方、2026年には2.7%へ低下するとも見込まれています。
経済成長率については、今年は1.5%とわずかに上方修正されましたが、来年は1%に減速する見通しだそう。
背景には、増税や政府支出削減などの財政政策、貿易コストの上昇、不確実性が挙げられております。
直近のイギリスのインフレ率は8月に3.8%。やはり食料価格の上昇が主要因となっています。イングランド銀行の目標は2%ですが、現状は大きく上回った水準ですね。
インフレーションへの向き合い方は、経済活動を営むうえで世界的に極めて重要な課題です。現状では、この傾向がしばらく続くと見られ、インフレーションをより効果的に吸収してくれる代替資産が現れることを期待しております。
日本も長らくデフレが課題でしたが、今や「いかにインフレに対応するか」が大きなテーマとなっています。
現金主義に慣れきった国民性もありましたが、資産を守るための選択肢が求められる状況となり、代替資産に目が向くようになりました。(金価格の高騰、その他現物資産の高騰、ステーブルコインなどなど)
コロナ禍以降、資産防衛の必要性が強く意識されるようになりましたが、今後さらに注目が高まる可能性があると考えています。
コロナ危機の時点でインフレになることは、当時から予想されていた面もあります。巨額の金融緩和により通貨価値が目減りし、政府にとっても一定のインフレは借金の実質負担を軽減する「都合の良い仕組み」となります。
確かに、インフレは政府にとって借金の実質的な負担を減らす効果があります。けれども、その裏側では国民生活への負担や金融市場の不安定化といった副作用もあるわけで、「そんなに単純じゃない」と思っていました。
ただ、ここ数年の政府の対応を振り返ると、生活者のことをどこまで考えているのか、少し疑問に感じます。
インフレ環境が続く以上、現物資産の保有はリスク分散の一つの有効な手段です。
アンティークコインは、依然として十分に認知されていない分野だと感じています。既存の資産への投資が一巡した後、人々の新たな関心がコインへと向かい、今後大きな注目を集める可能性を秘めているのではないでしょうか。(と、期待を込めております。)
資産防衛が必至の現状ですが、その資産防衛を考えるうえで、一つの「面白い選択肢」としてコインは検討する価値があると考えております。
今回はざっくばらんに、雑記しましたが、以上となります!