いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
Coin Blessing店主の山本です。
先日もお知らせさせて頂きましたが、この度オンラインマガジンをスタートいたしました。
オンラインマガジンはこちらからご覧いただけます↓

執筆を担当するのは、高校・大学時代の同期である「M」君です。
彼は、常に多角的に物事を捉え、以前から私の意見にも真摯に耳を傾けてくれる存在でもありました。勉強のこと、日常のこと、そして事業に関することまで、まさに「壁打ち相手」として、折に触れて多くの気づきを与えてくれています。
コイン事業を始めてからも、何かと相談に乗ってくれるなど、心から感謝しております。
今回彼に執筆を依頼したのは、彼が歴史に関心を持っていること、そして私の活動を快く支えてくれることに加え、彼独自の視点や表現力が、このマガジンに新たな魅力を加えてくれると感じたためです。(文章はかなり個性的かと思われます。)
初回の内容は、David R. Sear著『An Introductory Guide to Ancient Greek & Roman Coins』のご紹介となります。
海外では広く知られている本書ですが、日本においてはこのようなコインに関する学びの選択肢も限られているといった現状が、コイン教養が向上しない一因でもあると感じております。
私がコイン事業を始めた際、ある海外のディーラーに「どの本で学ぶべきか」と尋ねたところ、このSearの本を強く勧められました。しかし、当時は別の仕事や学業もあり、なかなか読み進めることができずにいました。
今回、M君の協力を得られたことで、この貴重な内容を皆さまと共有しつつ、私自身も改めて学び直していきたいと考えています。
マガジンを通じて浮かんだ疑問やご感想など、ぜひお気軽にコメントいただけましたら幸いです。
今後、皆さまと一緒に学びを深めながら、やがては当ショップが日本のアンティークコイン業界における“索引”のような存在になれればと願っております。
アンティークコインの価値の背景には、悠久の時を経て積み重ねられてきた人類の歴史が息づいています。
私自身、資産としてのコインの価値に深い確信を持っておりますが、コインが非常に優れた資産性を有している理由も、まさにこの歴史に根ざしています。
人々が時代を超えて紡いできた物語や文化の重みが、コインに価値を与えているのです。これこそが、コインが株式や金とは異なる独自の価値を持つ所以であると考えております。
こうした背景を知ることで、アンティークコインを「持つ意義」そのものに、より深い共感を抱いていただけるのではないかと考えております。
皆さまのコレクションが、より豊かで意義あるものとなるよう、本マガジンがお役に立てれば嬉しく思います。
Coin Blessing店主
山本