AD475-474 東ローマ帝国 ソリダス金貨 ChAU4/5-3/5 NGC レオ1世

>>【デザイン】

• 表：レオ1世の胸像
  
• 裏：翼の生えたVictoryが長い十字架を所有

ここでのVictoryとは、古代ローマやギリシャ神話で勝利を象徴する女神ヴィクトリアに相当するものです。

通常、翼の生えた姿で描かれ、勝利を象徴する存在としてローマ帝国のコインに頻繁に登場しております。

>>【ソリダス金貨】

ソリダス金貨は312年に、コンスタンティヌス1世が導入しました。
 
英語の「soldier」はこの金貨の名前(solidus)に由来しており、硬貨と軍の関係性を如実に示しております。
戦争と硬貨は昔から密接な関係があるのです。
 
ソリダス金貨はのちに、ビザンチン金貨とも呼ばれるようになり、およそ700年間生産され続けました。
 
世界で最もマネタイズされた貨幣の一つです。

西のローマ帝国が崩壊した後、東ローマ帝国はコンスタンティノープルに首都を置き、そこから977年間存続しました。

私たちはその帝国をビザンツ帝国と呼んでおります。

1982年にphilip griersonという貨幣学者は、ビザンチンに対して「このコインは粗末すぎて、とてもコレクターに望まれるようなものではなかった。」と言っておりました。

しかし、現在では熱狂的なビザンティンコレクターの数が増え、それとともにオークションでの入札が多くなり、このコインの価値は変わっていきました。

私のお客様の中にもビザンチンを熱心に収集される方がおられます。

何か不思議な魅力があるのかもしれませんね。。

アンティークコインを始める方の多くは投資の側面を重視されますが、純粋にコレクションとして楽しんでいたら、気づかぬうちに価値が上がっていた——そんな面白い現象もありますね♪

この機会に是非お手に取ってみてくださいませ。

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