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CoinBlessing

1700 ドイツ ニュルンベルク自由帝国都市 1/2ダカット クリッペ MS61 NGC鑑定済み

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1700 ドイツ ニュルンベルク自由帝国都市 1/2ダカット クリッペ MS61 NGC鑑定済みのご案内です。

本品は、1700年銘の「子羊ダカット(Lammdukaten)」として知られる、ニュルンベルク自由帝国都市の1/2ダカットです。一般的な丸いコインのように円形に配置した図柄を、正方形の金の板に刻んだ「Klippe(クリッペ)」と呼ばれる形式です。地球儀の上に立ち、PAX(平和)の旗を掲げる子羊が描かれています。

▪️デザイン

  • 表:冠を戴くニュルンベルクの市章
  • 裏:地球儀の上でPAX(平和)の旗を掲げる「神の子羊」

表面の中央には、冠を戴くニュルンベルクの市章が描かれています。この冠は「城壁冠」と呼ばれる意匠です。市章は左右のヤシの枝に囲まれ、その両側には年銘「17–00」、下部には当時の造幣責任者ゲオルク・フリードリヒ・ニュルンベルガーを示す「GFN」のイニシャルが配されています。外周の「MON • REIP • NORIMB」は、「ニュルンベルク市の貨幣」を意味するラテン語の略記です。

裏面には、地球儀の上で左向きに立つ子羊が、PAX(平和)と記された旗を掲げる姿が描かれています。この子羊は、キリストを象徴する「神の子羊(Agnus Dei/アニュス・デイ)」です。地球儀と平和の旗を組み合わせた図柄が、世界の平和への願いを表しています。

▪️グレード

本品はNGCによりMS61と鑑定されています。MS(Mint State)は、NGCの基準では摩耗の痕跡が認められない状態区分です。

個人的には、300年以上前の小さな金貨に残る打刻の勢いと、手仕事らしい表情を味わう一枚だと感じます。表面に残る痕跡も含めて、整いすぎていないからこそ、子羊に託された物語と当時の空気が身近に感じられる——そんな魅力があります。

NGC Populationでは、2026年8月24日閲覧時点でMS61が5枚、上位グレードが33枚と表示されています。

※ Populationは今後変動する可能性があります。

▪️「子羊ダカット」の物語

1700年は、当時、新しい世紀の始まりを祝う節目として捉えられていました。ニュルンベルクでは、この節目を記念する貨幣として、地球儀の上に「神の子羊」を描いた子羊ダカットが作られました。

このシリーズは、平和を願う新年の贈答貨としても知られ、複数の額面に加え、円形と角型の作例が残されています。子羊が掲げる旗の「PAX」は、ラテン語で「平和」を意味します。

三十年戦争による大きな被害を経験したニュルンベルクにとって、世界の上に立つ子羊とPAX旗は、新しい時代の平和を願う象徴として見ることができます。この小さな金貨には、世紀の節目を祝う喜びと、平和への切実な願いが重ねられているように感じられます。

▪️ニュルンベルク自由帝国都市について

ニュルンベルクは、中世から近世にかけて、神聖ローマ帝国の中で特別な地位を占めた自由帝国都市です。1219年、皇帝フリードリヒ2世による「大自由特許状」で帝国直属の地位と都市自治が強化されました。1356年の金印勅書では、新たに選出された国王が最初の帝国議会を開く場所に定められ、帝国政治の重要な舞台となりました。

しかし、三十年戦争期の1632年から1635年にかけて、ニュルンベルクでは戦争と疫病により約2万5,000人が犠牲になったとされます。荒廃と人口減少、交易の停滞によって都市の経済力は衰え、その後は財政難も深まっていきました。

こうした都市の歩みと重ねて見ると、子羊が掲げるPAX旗は、より深い意味を帯びて見えてきます。ベルリン貨幣博物館は、この一群を新年の贈答貨であると同時に「平和を願うダカット」と説明しています。かつて帝国政治の重要な舞台となり、戦争と疫病の苦難を経験した都市が新しい時代に託した平和への願いとして、この一枚を味わうことができます。

▪️Features

ニュルンベルク自由帝国都市(現ドイツ)
年代 1700
額面 1/2ダカット
素材
鑑定機関 NGC
グレード MS 61
鑑定番号 8631 103 004

▪️CoinBlessing から

正方形の小さな金地に、ニュルンベルクの市章と、PAX旗を掲げる「神の子羊」の姿が凝縮された一枚です。

都市の誇りを示す市章と、イエス・キリストを象徴し、平和を掲げる子羊が表裏を成している点に非常に惹かれます。戦争と疫病の苦難を経験したニュルンベルクの歴史を知ると、子羊の愛らしさの奥に、平和を願う人々の切実な思いまで感じられます。1700年という世紀の節目に刻まれた物語を、じっくりと味わっていただきたい一枚です。

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