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【エドワード7世】1902 イギリス 5ポンド金貨 マット・プルーフ PR62 PCGS鑑定済み

【エドワード7世】1902 イギリス 5ポンド金貨 マット・プルーフ PR62 PCGS鑑定済み

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1902 イギリス エドワード7世 5ポンド金貨 マット・プルーフ PR62 PCGS鑑定済みのご案内です。

通常の鏡面仕上げではなく、艶を消した「マット・プルーフ」という特殊な仕上げで打たれた一枚 ── これは英国貨幣史において、マット仕上げが採用された戴冠記念セットとしては今日まで唯一の事例です。エドワード7世の戴冠を記念して鋳造された、静かな存在感を放つ大型金貨です。

▪️デザイン

  • 表:ジョージ・ウィリアム・デ・ソール作、エドワード7世の肖像
  • 裏:ベネデット・ピストルッチ原意匠、聖ジョージと竜

表面には、王立造幣局の彫刻師ジョージ・ウィリアム・デ・ソール(George William De Saulles、1862-1903)による、エドワード7世の端正な肖像が刻まれています。デ・ソールは1892年に王立造幣局の首席彫刻師に就任した人物です。

裏面には、ベネデット・ピストルッチ(Benedetto Pistrucci)が1817年に手掛けた原意匠「聖ジョージと竜」がそのまま継続使用されています。竜を討つ聖ジョージの姿は、19世紀初頭から英国金貨を象徴し続けてきた不朽の意匠です。

そして本品最大の特徴は、その表面処理にあります。通常のプルーフ貨幣が鏡面のように磨き上げられるのに対し、本品はダイに特殊な処理を施し、反射を抑えた落ち着いた艶消し(マット)の質感を生み出しています。光の下でしっとりと沈むような独特の風合いは、ブリリアント・プルーフとは一線を画す、本品ならではの魅力です。

▪️見どころ

本品は、第三者鑑定機関 PCGS により PR62 Matte の評価を得ています。重量39.94g ── 5ポンドという最高額面らしい存在感のある大型金貨です。PR62は、マット・プルーフならではの艶消し表面の質感を保ちながら、肖像・紋章・銘文の主要なディテールを鑑賞できるコンディションです。プルーフ貨幣は流通用貨幣とは異なる特別な工程で製造されるため、通常の流通グレードとは評価軸が異なります。PR62相応の接触痕・経年感を伴いつつも、マット仕上げならではの落ち着いた質感を楽しめる一枚です。

本品は、金貨4種・銀貨系9種、計13枚からなる「戴冠記念プルーフセット」の最高額面として発行されました。5ポンド金貨単体の鋳造数は8,066枚とされています。1世紀以上前のプルーフ貨幣でありながら、当時の造幣局が誇る技術の粋を今に伝える一枚です。

▪️戴冠式が生んだ、唯一無二の仕上げ

エドワード7世 肖像写真(パブリックドメイン)

エドワード7世(出典: Wikimedia Commons・パブリックドメイン)

本品が鋳造された1902年は、エドワード7世の戴冠式が行われた年です。戴冠式は当初1902年6月26日に予定されていましたが、国王が急性虫垂炎を患い緊急手術を受けたため延期され、同年8月9日に執り行われました。マット・プルーフは、この戴冠年に発行されたプルーフセットに採用された特別な仕上げです。

この珍しい艶消し仕上げについては、鏡面状のきらびやかな輝きを好まなかったエドワード7世自身の意向によるものだった、という説も語られています。しかし、王立造幣局博物館の公式解説には、国王自身の好みによって採用されたとの記述はありません。

同博物館はむしろ、彫刻師ジョージ・ウィリアム・デ・ソールの審美眼と、メダル芸術家としての経歴が、1902年のマット・プルーフの採用に影響した可能性を指摘しています。当時、一部の芸術家は、鏡面状に磨かれた表面の強い反射が意匠の繊細な細部を見えにくくすると考えており、反射を抑えたマット仕上げには、造形をより静かに際立たせる芸術的な意図がありました。

▪️Features

イギリス(United Kingdom)
君主 エドワード7世(在位 1901-1910)
年代 1902
額面 5ポンド(Five Pounds)
素材 金(.917)
重量 39.94 g
直径 約36 mm
仕上げ マット・プルーフ
彫刻師 ジョージ・ウィリアム・デ・ソール(表)/ベネデット・ピストルッチ(裏原意匠)
鑑定機関 PCGS
グレード PR62 Matte
鑑定番号 4884 3642
備考 委託販売品

▪️CoinBlessing から

1902 エドワード7世 5ポンド金貨は、鏡面ではなく艶消しという異色の仕上げで打たれた、英国貨幣史上マット仕上げの戴冠記念セットとして唯一知られる1902年セットの最高額面です。デ・ソールによる端正な肖像、ピストルッチが遺した不朽の聖ジョージと竜、そしてその静かな質感 ── 一世紀以上を経てなお、戴冠の年の空気をそのまま伝える一枚です。PCGS鑑定 PR62。英国金貨収集の中でも異彩を放つ一枚として、ぜひこの機会にご検討ください。

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