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【今日の余白】鑑定を知る重要性
コインの鑑定は、芸術であると同時に科学でもあります。"Grading is both an art and a science." 貨幣の世界に長く携わる中で、コインの鑑定がその価値を決定するうえで、いかに重要な役割を果たすかを実感してまいりました。 正確な鑑定は、価値を正しく理解するための重要な指標となりますが、すべての鑑定サービスが同一であるわけではありません。鑑定機関が異なるだけで、同じコインでも評価額に数万ドルの差が生じることもあります。 私は、お客様が投資効果を最大限に高められるよう、十分な情報をもとに納得のいくご判断ができるよう支援することを重視しております。 これからコインの保有を検討されている方には、まずは正確で信頼性の高い情報に触れていただくことが第一歩だと考えております。 アンティークコイン初心者の方はまず実際に情報へアクセスしてみるのが良いと思います。情報へのアクセス方法については、こちらのページをご覧ください。 このようなコンテンツを充実させていくことは、コイン投資が初めての方にとっても安心して入りやすい環境づくりにつながると考えております。今後も、初心者の方がスムーズに理解を深めていけるような情報発信に努めてまいります。
【今日の余白】馬券を買うのではなく、馬主になる
先日、友人と話していた時のこと。 「馬券を買うのではなく、馬主になる。」 馬を所有することは、ただの馬券を買うのとは全く異なり、ずっと複雑で豊かであるという話を聞きました。これはコインの世界も通じるものがあると感じました。 この言葉には、投資や趣味に対する考え方の違いが表れています。 競馬で馬券を買うのは、いわば一時的な利益を狙う行為です。レースが終われば関係も終わり、結果としてお金が増えるか減るかという、短期的で割り切ったものになります。(もちろん、馬が走る姿を楽しみ、その馬の将来を見ていくという側面もありますが) 一方で、馬主は違います。馬を所有し、育て、管理し、その存在に喜びと責任を持って関わり続けます。また、ただ不動産を所有する、株を持つといった無機質な資産を持つものとも異なり、もっと生きた関係がそこにはあります。 この話を聞き、この感覚に近いものがコインコレクションにもあると私は感じました。 もちろん、コインを買って売ることで利益を得る、という向き合い方もあります。ですが、それだけではとてももったいない。 コインを「所有する」という視点に立つと、その魅力はまったく違ったものとして立ち上がってきます。 歴史、デザイン、背景にある物語... 一枚のコインにじっくりと向き合い、時とともにその価値を深めていく。(しかも、ありがたいことに馬のような手間はかかりません。) その価値はずっと深く、確かなものになるのだと感じています。 そう考えると、コインを集めるという行為は、ちょっとした“馬主”のようなものなのかもしれません。 「コインを持つって、馬主になるようなものなのかな」 ...ちょっと大袈裟かもしれませんが、でも、そんな風に思ってもらえたら、コインとの付き合い方も、少し面白くなるんじゃないかと思っています。
【お知らせ】エキュドール金貨の現市場動向
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。 Coin Blessing店主の山本です。 現在、当オンラインショップで販売しているエキュドール金貨につきまして、現時点での市場価格、また、過去の市場動向について、調査致しましたので、共有させていただきます。 ▼商品ページ https://coinblessing.store/products/france-1380-1422-ecu-dor-ms63-ngc 2025年5月にMS63が約37万円強($1900×1.1×1.2×148.3) 2025年1月にMS62が38万円弱(34万円×1.11) 現在販売しているエキュドール金貨は、同グレードでの最新オークション記録と同等水準であり、日本のオークションでも、グレードが一段階下の品がほぼ同価格で落札されております。 MS62がMS63の価格水準に追いついてきたこともあり、将来的な価格上昇も期待を持てそうです。 2019年4月にMS63が約14万5千円($1200×1.08×111.7) 2021年5月にMS63が約18万6千円($1560×1.1×108.6) 2024年3月にMS63が約41万円($2049×1.2×1.1×151.3) 過去数年を振り返ると、2020年頃には平均10〜20万円台であった価格が、近年では30万円超が当たり前、40万円超の落札例も出ているという状況でしょうか。 この傾向が継続した場合、2025年から2027年にかけては40万円台〜50万円台、場合によっては数年後に60万円台までの価格形成も見込めるかもしれません。 もちろん将来の価格は確定されたものではありませんが、これまでの実績を踏まえると、エキュドール金貨は堅実に価格を伸ばしてきたコインの一つであると言えます。また、多くのアンティークコインの価格向上性が、このコインに限らず見られる傾向です。コロナ禍という大きな経済的ショックを乗り越え、現在の市場価格が維持されている点も、コインが持つ価値と安定性の一つの証明とも捉えられるでしょう。 私自身、こうしたアンティークコインの持つ可能性を信じておりますし、それを皆さまと共有していければと考えております。 そして、このような将来性を見極める上でディーラーとしてのセンス(目利き)が問われる領域でもあると考えております。腕の見せ所です。 このような中で、確かな価値を持つコインを選び抜くことができれば、投資としての側面だけでなく、歴史を楽しむ喜びも安心して味わっていただけるのではないかと思っております。 今後とも、価値あるコインのご紹介を通じて、皆様のアンティークコインライフのサポートをできればと考えております。
【お知らせ】ページ更新
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。 Coin Blessing店主の山本です。 店主よりページを更新しましたので、そのお知らせとなります。 ▼ページはこちらhttps://coinblessing.store/pages/about-storeowner-2nd 私は大学在学中からアンティークコインに触れるようになったのですが、当時受講していた「マーケティングII」という授業で、マーケティングレポートの課題が出されました。 内容は、自分の好きな商材をテーマにPEST分析などを行うというもので、まだアンティークコインの特性や市場について深く理解していなかった時期ではあったので、少し調べてみようと思い、コインをテーマとして選択しました。 ただ、完全にゼロから調べるのではなく、ある程度親しみのあったアンティークコインを題材にしたことで、非常に取り組みやすく、スムーズに進めることができたのを覚えています。 その結果、なんと95点を取ることができました。 アンティークコインは「資産を増やしてくれる」だけでなく、「単位まで取らせてくれる」という、一石二鳥の存在だったわけです(笑) 当時のレポートはPCにデータが残っていたので少し見返してみたのですが、内容があまりにも稚拙で、思わず苦笑してしまいました。 とはいえ、再構成すれば今の視点から伝えられることも多いと思いますので、いずれブログにまとめて掲載してみようかと考えています。 この課題を通じて、「やっぱりアンティークコインって面白いな」と改めて感じた記憶があります。 以上、ささやかな更新とお知らせでした。
【お知らせ:ブログ更新】いつもと違う視点から考えてみました
いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。Coin Blessing 店主の山本です。 今回のブログでは、「経済から考える、アンティークコインの日本での波及の遅れ」というテーマで綴ってみました。 ブログはこちらからご覧いただけます↓ https://coinblessing.store/blogs/blog-posts/antique-coins-japan-delay-economics これまでは、日本におけるアンティークコインの知名度の低さについて、歴史的背景やヨーロッパの地政学的な要因を中心にお話ししてまいりましたが、今回は少し視点を変えて、「経済的な観点」から考察しています。 新聞を読んでいたところ、ちょうどインフレーションに関する話題が取り上げられており、それをきっかけに、日本におけるインフレーションの推移と、アンティークコインの普及時期との関係について、ふと考えを巡らせる機会がありました。 簡単な調査に基づくものなので、「このような可能性もあるのかもしれない」といった程度で、気軽にお読みいただければ幸いです。 いずれ、もう少し深く掘り下げてみたいテーマでもあります。 それでは、ぜひお楽しみください。
【お知らせ】コンテンツを整理しております
いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 Coin Blessing店主の山本です。 {"height":50,"color":{"hue":213,"brightness":0.83,"saturation":1,"alpha":0},"hidden":false,"locked":false,"blockName":"Spacer"} これまでも何度かお伝えしてきましたが、現在さまざまなコンテンツを充実させていこうと取り組んでおります。アンティークコイン投資や歴史に関することなど、様々な角度から情報をお届けできればと考えております。 単にコインを販売するだけではなく、Coin Blessingならではの個性を感じていただけるような発信を目指して、日々工夫を重ねようと考えております。 {"height":50,"color":{"hue":213,"brightness":0.83,"saturation":1,"alpha":0},"hidden":false,"locked":false,"blockName":"Spacer"} 最近は「お知らせ」「ブログ」「マガジン」といった発信形式も増えてきたため、今後はそれぞれの役割を整理し、「ご利用方法」のページにも案内を追加する予定です。 「お知らせ」は、ちょっとしたブログのような内容から正式なお知らせまで幅広く、「オンラインマガジン」は不定期発行、「ブログ」は「お知らせ」や「マガジン」にて蓄積した記事などを整理してご紹介する形を想定しています。 現在のところ、これらの記事はサイト内検索ができない状態のため、この点も今後改善する必要がありますね。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。