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  • ところで「ジュビリー」って何?

    いつもご愛顧頂き誠にありがとうございます。   Coin Blessing店主の山本です。   先日、新着コインとして「1887 イギリス 5ポンド金貨 ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド MS61 PCGS」を紹介させて頂きました。   本コインは通称「ジュビリーヘッド」と呼ばれておりますが、この「ジュビリー」とは何なのでしょうか?   少し気になったので調べてみました。 参考:https://dictionary.cambridge.org/us/dictionary/english/jubilee   jubileeとはつまり「記念祭」や「祝典」を意味する言葉で、特にイギリス王室においては君主の在位記念年を祝う行事を指したそうです。   イギリスでは、君主の在位年数に応じて以下のように呼ばれております。 年数 名称 25年 シルバージュビリー(Silver Jubilee) 50年 ゴールデンジュビリー(Golden Jubilee) 60年...

  • 【新着コインのお知らせ】1887 イギリス 5ポンド金貨 ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド ...

    いつもご覧いただき誠にありがとうございます。 新着商品である【1887 イギリス 5ポンド金貨 ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド MS61 PCGS】のご案内をさせて頂きます。   今回はアンティークコイン界の王道をご案内致します。   ↓商品ページはこちらから https://coinblessing.store/products/1887-greatbritain-5pounds-ms61-pcgs   本コインのグレードはMS61で5月初旬に行われたオークションの落札結果とほぼ同水準です。現在の市場相場に見合った価格設定とさせて頂いております。 2025年5月にMS61が86万円($5,400×1.1×@145.5)   なお、商品説明に記載している価格推移の参考例は、以下のとおりです。 2020年4月にMS62が36万円($3,120×1.1×@107.5) 2025年3月にMS62が111万円($6,840×1.1×@148.6) 2017年9月にAU58が23万円($2,040×1.08×@107.8) 2024年5月にAU58が55万円($3,240×1.1×@155.4) 中長期的に堅実な価格上昇が期待できる、投資効率の高い非常に魅力的なコインです。   何より、世界の覇権を握っていた当時の大英帝国の輝かしい歴史を感じられる、アンティークコイン界の王道といえる逸品です。   ぜひお手にとって、その魅力をご堪能ください。   Coin Blessing...

  • ニュートンはりんごだけじゃない

    いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 Coin Blessing店主の山本です。   アンティークコインや貨幣のことを調べていると、「造幣局長」や「王立造幣局」といった言葉に出会うことがあります。   アンティークコインを知ってまもない頃、「この人が造幣局長だったの?」と思ったことがありました。   それは「アイザック・ニュートン」です。   「ニュートン=りんご=万有引力」といったイメージが強く、科学者としての側面は多くの方がご存じだと思います。ですが実は彼、経済や貨幣制度の改革にも深く関わっていた人物なんです。   ニュートンは、王立造幣局に30年以上勤めました。 造幣局の改革にも着手し、冶金学(金属をどのように取り出し、加工し、使いやすくするかを探る学問)に関する錬金術的な知見を鋳造技術に応用したと言われています。   当時は偽造コインが横行し、経済が混乱していた時代。 ニュートンは、硬貨の縁を削り取って貴金属を抜き取る「削り取り行為」や、贋金づくりに関わる人物の摘発にも尽力し、何人かを絞首台に送ったという記録も残っています。   彼が主に取り組んでいたのが、マネーサプライ(貨幣供給量)の調整でしたが、単なる理論家ではなく、国家経済を安定させるための実務にも深く関わっていたのです。   アンティークコインに触れていると、歴史上の有名人の意外な一面に出会えることがあります。   ニュートンもその一人でした。 コインの世界には、こうした知らない世界に触れられるのが面白いところですね。   ニュートンはりんごだけじゃありませんでした。

  • アンティークコインの魅力:ポータブル資産について

    いつもご愛顧いただきありがとうございます。   Coin Blessing店主の山本です。   コインの一つの魅力としてポータブル資産であるということがあります。参考:https://coinblessing.store/pages/about   「アンティークコインはポータブル資産である」という言葉には、   簡単に持ち運びができる・国境を超えて価値ある資産   という意味が込められています。   ポータブル資産である理由としては以下が考えられます。   1. 小さくても高価 アンティークコインは小さなものでも数十万円〜数百万円の価値がある場合があります。→ 例:直径3cm以下の金貨が100万円以上の価値を持つことも。   2. 国境を越えて売買できる 世界中でコレクターが存在し、市場が国際的に広がっています。→ どの国でも需要があるため、万が一のときに海外で換金することも可能です。   3. 保管しやすい 固定された場所が不要で、小さなスペースで保管することが可能また、管理が容易である   4....

  • 「本物を届ける」という当たり前の裏側

    いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 Coin Blessing店主の山本でございます。   アンティークコインのお取引を行う中で、「偽物を掴んでしまうことはあるのか?」というご不安を抱かれる方もいらっしゃるかと思います。   幸いなことに、これまで私は偽物を掴まされたことはございません。もちろん、そのような事態を避けるべく、十分に注意を払っております。   とはいえ、実際には気づかぬうちに偽物を入手してしまうケースも存在しており、私自身にもそのリスクがゼロとは言い切れません。そのため、日頃から徹底した調査を行うとともに、信頼のおけるディーラー様とのみお取引をするよう心がけております。   なお、万が一私がお取り扱いしたアンティークコインが偽物であることが証明された場合には、全額返金にて対応させていただいておりますので、どうぞご安心ください。   先日、大手オークション会社様へ出品依頼をさせていただいた際に、さまざまなお話を伺う機会がありました。   私自身はこれまで贋作の経験がなかったため、その点についてお尋ねしたところ、やはり「過去に何度かあった」とのことでした。 ただし、出品前には厳正な審査が行われ、問題があった場合は出品前に返品処理がなされるそうです。オークション会社としても信用に関わるため、出品される品は99%以上の確信が持てたものに限られているとのことでした。   アンティークコインのように鑑定機関が存在する分野はまだ良いのですが、たとえばアニメのセル画など、鑑定体制が整っていないジャンルでは、真贋判定が非常に難しいので、出品にも相当気を遣うことが想像できます。   やはり、一度でも偽物を出品した実績がついてしまうと信用に大きな傷がつくため、真贋判定には相応のコストをかけているとのことでした。   以前は、海外のオークションの手数料が高いと感じていましたが、真贋プロセス、プロモーション、プレスリリースなど全体の運営コストを考えると、納得のいく金額なのだと実感しました。   ある方が、「オークションとはグローバルな学園祭のようなものだ」とおっしゃっていたのが印象的でした。   皆が安心して楽しめる場にするため、舞台裏では多くの準備と尽力が重ねられている   そんなことを、改めて感じた次第です。    

  • アンティークコインのリスクの一つについて

    いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。Coin Blessing 店主の山本です。   先日、アンティークコインをご購入いただいたお客様とお話しする機会がありました。その際に、「アンティークコインはセキュリティリスクが高いのがデメリットですよね」とのご意見をいただき、そのことについて色々とお話しさせていただきました。   確かに、アンティークコインには盗難や紛失、さらには火災などの災害時におけるリスクが伴います。これは、私自身もデメリットのひとつとしてお客様にお伝えしている点です。   ただ、改めて考えてみると、こうしたリスクはアンティークコインに限らず、あらゆる資産に共通するのではないでしょうか。   たとえば、金の延べ棒も盗難のリスクがありますし、株や投資信託といったデジタル資産には、不正アクセスやシステムトラブルといったリスクも存在します。もし、そうしたトラブルに対する保証がなければ、損失は自己責任ということもあり得ます。   実際、先日も大手証券会社において証券口座の乗っ取り被害が報道されました。このような事例を見ると、「絶対に安全な資産は存在しない」ということを、あらためて実感させられます。   もちろん、セキュリティ対策を講じることは非常に大切です。しかし、すべてを他人任せにしてしまうことこそが、実は最も大きなリスクではないかと私は考えています。   少し前には、大手銀行の貸金庫からの盗難事件も報じられました。たとえ貸金庫に預けていたとしても、「完全な安全」とは言い切れないのが現実です。   アンティークコインのセキュリティ対策として、自宅にセコムなどのセキュリティシステムを導入したり、コインに保険をかけたりするのもひとつの方法です。   中には、ご自宅をまるで“カラクリ屋敷”のように工夫されているお客様もいらっしゃり、その発想力に驚かされました。。   結局のところ、大切な資産を守るには、「自分の手で守る」という意識を常に持つことが何より大切だと感じています。   資産防衛とは、手放しにして実現できるものではないのだと、お客様との会話から学ばせていただきました。 こうしたお話をできること、本当にありがたく思っております。 今後も皆さまと信頼関係を深めながら、より良いご提案ができるよう努めてまいります。